駒木野宿(高尾駅)〜小仏峠〜吉野宿〜和田峠(Option)〜高尾駅

2005.05.21 〔走行距離 約45km〕

とうとう、甲州道中をはじめてしまいました。
今回の小仏峠越えは、本当に大変でした。
旧碓氷峠に匹敵・・。またその後のオプション峠が・・・。
ヘロヘロでした。

コースマップと標高グラフです。(カシミール3Dで作成しました。)

06:30高尾駅着。
私にとっては、18年ぶりの高尾駅です。
駅舎の雰囲気が変わっていました。
今日のツアーは、メチャ、ペースが速いです。
そうです、Flat隊長と二人旅。
さっそく自転車を組み立て、走り出します。
その前に、モーニングコーヒー?
高尾駅を出発して、すぐに駒木野宿です。
日本橋から、八番目の宿場です。
ここは、駒木野関所。
別名、小仏関趾。
手形改めの「手付き石」と「手形石」が残っています。
「手形石」に通行手形を乗せ、許しが出るまで、「手付き石」に、
手を付いて待ったそうです。
甲州街道駒木野宿の立派な道標。
思わず、記念撮影。
裏高尾の小仏宿に入りました。
日本橋から、九番目の宿場町です。
この宿場町は、小仏峠の麓にあるため、休憩所となっていたそうです。
小仏宿を後にし、マニアの世界へ・・・。
レンガで出来た、橋梁です。
ちょうど、大月発の電車が通過していきました。
しかし、立派な橋梁です。
おっ!仲間がいた。
久しぶり!
と、話しかけたら、仲間が大勢出てきてしまって。
思わず逃げました。
いよいよ、小仏峠に突入です。
なかなか道が広くて、自転車で行けるかも・・・。
と、思ったのも束の間。
押しが入りました。
とても、自転車に乗れるような所では、ありません。
やっとの思いで、峠に到着。
峠の茶屋は、廃墟となっていました。
今は、この道標があるのみ。
やっと自転車が乗れるような道に・・・。
山道終了!
広い舗装された道路に、出てしまいました。
旧碓氷峠に匹敵する峠越えでした。
中央高速道路の下を通過します。
下から見ると、この上を車で走りたくないですね。
橋梁の下には、沢山の家がありました。
常に「ゴーッ」と言う音がしています。
ここには、住みたくないです。
小原宿に入りました。
日本橋から、十番目の宿場です。
ここは、小原宿本陣です。
茅葺の屋根が、トタン屋根になっていました。
とても残念です。
籠が置かれていました。
とても立派です。
写真を撮っていたら、管理人さんが、電気を点けてくれました。
「控えの間」と、「上段の間」です。
襖の絵も、とても保存状態が良い様です。
この写真では、わかり難いかもしれませんが。
手前の襖の絵は、鳥が描かれています。
また、右側の絵には、紅が使われていました。
花は、芍薬?
与瀬宿の本陣後です。
与瀬宿は、日本橋から十一番目の宿場です。
あまり、史跡が残っていませんでした。
日本橋から、十二番目の宿場町、吉野宿です。
国道20号線沿いの町で、とても交通量が多く、ゆっくり出来ません。
特に、大型車が来ると、メチャ怖いです。
連子格子の家も見られますが、ほとんど史跡がありませんでした。
さて、吉野宿で、甲州道中は終了。
これから、Optional Tourに入ります。
関の宿に入る前に、和田方面に。
いよいよ、和田峠越えです。
激坂の途中で見えた富士山。
ちょっとガスっていて、良く見えないですね。
でも、生は綺麗でしたよ。
写真撮影の腕が、今一。
雪も少なくなり、いよいよ夏化粧です。
きつい坂です。
遠くに、道路標識が。
近づくと、そこには・・・。
絶句。斜度13%!
きついわけです。
GPSも水平にならないため、うまく受信が出来ない状態に。
やっとの思いで、到着。
本日、ふたつ目の峠。
和田峠です。
ちなみにここは、東京都です。
陣場街道まで、降りてきました。
ここは、そのままの陣場です。
陣場蕎麦が有名らしく、土産屋においてありました。
昼食タイム。
良いペースです。
峠をふたつ制覇してからの、昼食。
いつものメニューですが、ビールもうまいし。
もう、最高です。
この場所は、渓流の音と鳥の声・・・。
最高の贅沢ですね。
長いながい、一周が終わりました。
高尾駅に到着。
輪行準備です。
久しぶりに、思いっきり走ったような気がします。
さて、次はどこに・・・。