御坂みち(富士吉田駅〜石和温泉駅)

2005.09.10 〔走行距離 約41km〕

鎌倉街道と呼ばれている道は、全国にたくさんあります。
「いざ鎌倉」の言葉通り、鎌倉を中心に関東各地、信濃や越後、奥州諸国の武士たちが、有事の際に駆け付けた道です。
そんな道のひとつ、「御坂みち」を訪ねました。
「御坂みち」は、御坂峠を通り、河口、山中を抜け鎌倉往還に続く道です。

コースマップと標高グラフです。(カシミール3Dで作成しました。)

大月駅で、富士急行線に乗り換えです。
富士吉田まで輪行。
富士急行電鉄線は、よく見ているのですが・・。
乗るのは、今回が初めて。
このごろ、初めて乗る路線が増えています。
富士吉田駅前で自転車を組み立てます。
さて、今回の坂みちは、どの位の物。
birdさんは、新しい自転車??での初坂道。
富士吉田を出発し、河口湖方面に向かいます。
今日の空は、夏空です。
川口湖畔に着きました。
20数年前は、仕事で毎月来ていたところです。
ホテルや旅館が、たくさん倒産していました。
河口湖ホテルだけは、健在でした。
河口湖大橋です。
この橋から見る富士山は、すごくきれいなのですが。
今日は、姿を見せてくれません。
河口湖町を過ぎ、いよいよ山道に入ります。
標高約940mです。
富士吉田駅(標高約800m)から御坂峠(標高約1,300m)まで、上ります。
坂道の途中で見えた、河口湖町です。
富士山が、少しだけ見えてきました。
側道で休憩です。
御坂みちは、国道138号線。
国道20号線の抜け道のため、すごく交通量が多いみちです。
やっと、幹線道から分岐し、静かな山道へ入ります。
「御坂みち」の道標も立っています。
久しぶりのメンバー全員でのツアーです。
ゆっくりとした上り坂です。
時おり吹く風は冷たく、秋が近づいている事が感じられます。
おや?もうビール??
実は、今回のピークは、この場所。
御坂峠にある「天下茶屋」。
昭和9年創業。
太宰治が「風呂屋のペンキ画通りの景色」と表現した絶景が見られるところです。
しかし、残念ながら今日の景色は、こんな感じでした。
また、秋の紅葉の季節にきてみたい所です。
一応、自転車で行った証拠写真。
何気ない道標が、すごく記念になります。
御坂隧道です。
この隧道は、中心が高くなっているため、双方の出口が見えません。
照明は暗く、道路は湧き水で濡れていました。
御坂隧道を出たところで、昼食とする予定でしたが、道路工事中で、あえなく断念。
散々探し回ったところが、この場所でした。
ブドウ畑。
あまりに美味しそうだったので、写真に・・・。
決して取ったりしませんよ。
「御坂みち」には、所々に旧道らしいところが残っています。
道標も結構残っていました。
この家も立派な蔵を持っていました。
今来た道を振り返ると・・・。
真っ直ぐな道です。
途中で、大ヒイラギを見つけました。
本当に大きいヒイラギです。
県指定の文化財になっているそうです。
終点の石和温泉駅に到着。
ここから輪行で帰途につきます。
毎度お決まりの列車バー。
後は、列車に任せれば良いのですから。
これが最高のしあわせ・・・?!
次は、どこへ行きましょうか。