秩父往還

秩父往還(贄川宿・栃本関所跡・新そば祭)

2005.11.20 〔走行距離 約55km〕

久しぶりの「街道の旅」です。
今回は、秩父往還の贄川宿を尋ね、その後、甲州・信州の出入りを取締った栃本関所跡に行ってきました。
本当は、荒川地区で行われた、新そば祭がメインだったのですが・・・。
このお地蔵さんは、「御堂鐘」と言います。
江戸中期に秩父34箇所参りが大変ブームになったころ、旅人の道中安全を祈るために立てられたそうです。
このお地蔵さんには、十福がついています。
良く祈ってきましたよ。

コースデータと標高グラフです。(カシミール3Dで作成しました。)

秩父鉄道、三峰口駅です。
2005年8月の三国峠ツアー以来です。
でも、あの暑さは、今はもうありません。
今日は、良く晴れわたっているのですが、とても寒いです。
三峰口駅を出発して、すぐに贄川宿に到着です。
秩父往還の最後の宿場町であり、大宮郷(現秩父市)に次ぐ宿場町だったそうです。
当時は、上州・甲州・信州への分岐点でもあったそうです。
現在の贄川宿は、こんな感じです。
毎年、11月中旬の土曜・日曜に縁側展が開かれるそうです。
贄川宿といえば、中山道にもありましたね。
もみじの葉に、霜が降りています。
寒いはずですね。
秩父鉄道の車窓からは、霜で真っ白になった畑が見えていました。
今回は、とんでもないトンネルに出くわしました。
幅2.5m、高さ3.4m。
おまけに、トンネルの中で分岐もある。
トンネルが狭いので、タイマーつきの一方通行。
どうしよう・・・。
迷っていても仕方がない。
行ってしまえ〜!
怖かった!!!!!
気を取り直して・・・。
ここは、麻生加番所跡です。
ここは、栃本関所が手薄なため、そのサブ的な役目をしたそうです。
この建物は、1857年に建てられたそうです。
今も番所と呼ばれており、末裔が住んでいます。
このあたりから、坂道もきつくなります。
日向は、暖かく気持ちが良いのですが・・・。
日陰は、とっても寒いです。
着きました。
栃本関所跡です。
甲州路へは、雁坂峠。
信州時へは、十文字峠への分岐点でもあったそうです。
十文字峠は、今年の夏、三国峠を目指したときに、長野側で分岐点を見ましたね。
また、雁坂峠は、日本三大峠の一つです。
あと二つは、北アの針ノ木峠、南アの三伏峠です。
雁坂峠は現在、トンネルが貫通し、自動車専用道路が走っています。
関所の内部です。
庭を掃除していた、土地の人が、いろいろ説明をしてくれました。
いつもは、戸が閉まっているそうで、今日は、たまたま開けたそうです。
とってもラッキー!
栃本の集落は、南斜面に張り付くように建っています。
北側の斜面が、風雨を防いでくれるのですね。
日本の風景です。
さて、帰り道は、本格的な林道です。
頑張りましょう!
ここが、今回の最高地点あたり。
birdさん、久しぶりの激坂でしたが、頑張りました。
8月に三国峠から降りてきた道が見えました。
ダムには、水がたまり始めています。
ループ橋が、半分だけ見えました。
中津川渓谷の紅葉です。
朝、栃本に向かうときは、山の陰で太陽が当たっておらず、コントラストが良くなかったのですが。
やはり、太陽の光が当たると、すごくきれいですね。
さて、本命の新そば祭会場に到着です。
しかし、すごい人。
こんなに人がいるとは、想像していなかったです。
そばも、並ばないと食べられない状態。
でも、とりあえず、そばを食べましょう。
このそば、1枚500円でした。
高いか安いかは、判断しにくいところです。
でも、物は試しですから・・・。
私的には、ちょっと・・・?!
西武秩父駅に到着です。
今回も楽しい旅が、できました。
本当は、途中でいろいろ寄りたかったのですが。
次回の楽しみとしましょう。