水上駅〜尾瀬戸倉温泉(湯ノ小屋林道)

2006.11.09 〔走行距離 約53km〕

初日は、水上駅から坤六峠を越えて尾瀬戸倉温泉まで。
真夏のツアーと違い、道路状況を考えてのコース。
湯ノ小屋林道は、全舗装。
とても林道とは思えないほど、良い道でした。

コースデータと標高グラフです。(カシミール3Dで作成)

26年ぶりの水上駅は、立派な駅舎になっていました。
最近の駅舎は、とてもきれいになっています。
今回は、とうとう一人旅。
本当は、中山道を京都まで走る予定を変更して、紅葉ツアーにしたのですが。
相棒は・・・。まっ、良いか。
一人旅もまた喜。
ダラダラとした上り坂を走り始めて、この景色。
感動ですね。
奥利根は、紅葉よりは、黄葉が多いところです。
でも、このイロハカエデはすごかった。
山の中に入ってもこんな感じ。
一応、熊除けの鈴も忘れずに・・・。
熊除け?人間が来たとの合図鈴!?。
でも、こんなきれいな紅葉の中を走るのは、久しぶりです。
真青な空に紅葉が見事に映えています。
とても気持ちが良い。
天気が良すぎて、暑いくらいでした。
藤原ダムの放水口です。
上から見ると吸込まれそうですね。
下まで、降りられるのですが・・・。
今回は、Passしました。
長閑な山村を走ります。
棚田では、サルが落穂拾いを・・・。
げっ、猿?!こっちを見ている。
やばい、早いとこずらかろう。
一応写真を撮ったのですが・・・。
小さくてわからないので、省略しました。
こちらのダムは、奈良俣ダム。
ロックフィルダムです。

ここで、標高約700mです。
この樹は何でしょう。
「奥利根のブナ太郎」と呼ばれているそうです。
推定樹齢、約300年。
実は、林野庁で「森の巨人たち100選」を選定しているそうです。
気になる方は、林野庁のHPを見てください。
なんか、こういうのを見ると、またコンテンツを作りたくなりますね。
写真の下に小さく写っているのが、My自転車です。
これで、この樹の大きさが分かると思います。
こちらも林野庁が行っている、「水源の森百選」です。
しかし、官公庁は、100選が好きですね。
立派なぶなの木です。
この樹木が、山の水源を守るのです。
タップリと根と幹に水分を蓄えて。
やっと、坤六峠に到着です。
途中、相当端折ってしまいましたが。
標高約1,624m。
でも、途中からの帳尻あわせの坂道はきつかった。
ほとんど直線。

さて、そろそろ体も冷えてきたので、宿に行って温泉でも。
と、思って下り始めたら・・・。
げっ!雪?
今年の初雪は、こんな所で・・・。
この先不安が。
的中してしまいました。
至仏山の山頂と奥利根笠ヶ岳が見えるので、よそ見をしていたら。
あれ、道路が濡れてる。
何であんなところに車が止まっているのだろう??
と、次の瞬間。
自転車を股に挟んだまま、道路に受身。
いや、びっくり。濡れていたのではなく、凍っていたのでした。
足は?動く。腕は?動く。自転車は?無傷。自問自答。
油断禁物ですね。
バイクの人たちも次々と・・・。車も・・・。
イヤー危険。
無事に、鳩待峠分岐点まで下山?
まっ。時期が時期だけに、仕方がないか。
と、一人考えながら、明日の奥鬼怒越えはあきらめか・・・。
ここの林道も、実は、11月13日から通行止めになります。
そんなことを考えながら、ダウンヒルを楽しんでいたら。
いつの間にか戸倉温泉郷に到着。
山がとてもきれいです。
さて、今晩お世話になる「ふじや旅館」を探しましょう。
ここの温泉は、打身に効くかな・・・。
宿に入って、お湯の効用を読んだら。
打身に効くとのこと。
せめてもの救い。
宿の料理は、山の幸がたくさん。
鍋は、きのこが入ったうどんすき。
贅沢な夕食です。
おや、Birdさん、どうしたの??
実は、このツアーに参加するはずだったのですが・・。
分けあって、夜だけのお付き合いに。
遠い所、ありがとうございます。
でも、Birdさん、今回は参加しないで正解かも。
もし参加していたら、今頃どうなっていた事やら・・・。
そんな話で、盛り上がってしまいました。