蔵王温泉(三浦屋旅館)〜蔵王エコーライン〜刈田岳〜遠刈田温泉

2009.10.12 〔走行距離 約44.7km〕

ツアー二日目は、いよいよ蔵王エコーラインに挑戦です。
蔵王エコーラインは、観光バスでは通ったことがありますが・・・。
相当昔の話で、ほとんど記憶がありません。
さて、無事刈田岳山頂まで、たどり着けるのでしょうか。

コースデータと標高グラフです。(カシミール3Dで作成)

朝食の前に、ゆっくりと温泉につかります。
温泉宿は、なんといっても、贅沢な朝風呂があるのが良いですね。
疲れも取れるし、お腹も空くし・・・。
温泉街らしく、温泉卵付です。
モリモリ食べて、今日も頑張りましょう。

お世話になった「三浦屋旅館」です。
今日は、どこまで行くのですか?
刈田岳山頂を越え、宮城県側へ下りると答えると。
「・・・・・・。」絶句されてしまいました。
まだまだ、こちらの地方では、自転車での山越えは、
メジャーではないのかもしれません。

三浦屋旅館のすぐとなりは、共同浴場の下湯がありました。
朝早くから、大勢の人が入りに来ています。
今回の旅館には専用温泉があったので、共同浴場には入っていません。
また、訪れた時の楽しみに取っておきましょう。
温泉街を出発し、蔵王ラインから蔵王エコーラインを目指します。
今回のコースは、一度標高約1,000mまで上って、約300m下ります。
その後、再度約1,700mまで上ります。
Birdさんが一番嫌っている、二段上りのコースです。
頑張りましょう。

途中「樹氷の泉」と言う湧き水がありました。
今回は、旅館で冷たい水を頂いてきたので、
この水は持ち帰りませんでした。
でも、上り坂道で汗をかいた顔を洗うと、シャキッとします。
もう少しで、一回目のピークです。

横倉スノーシェルターです。横倉スキー場
横倉スキー場は、樹氷原で有名ですね。
樹氷も見たいですね。
今度は、スキーにでも来ましょうか。
この場所が、一度目のピークです。
ここから、蔵王エコーライン入口まで、約300m下ります。
Birdさんが、「もったいない・・・。」

標高約1,000mあたりは、木々は色好き始めでした。
あと、一週間もすると見ごろかな・・・。
いよいよ、蔵王エコーライン入口です。
ところが・・・。
料金所が無い?
なんと、県道になっており、有料道路ではなくなったようです。
これはラッキーですね。
きつい上り坂を上っていくと・・・。
蔵王坊平高原に到着です。
この場所で、標高約1,000m。
やっと、振り出しに戻りました。
あと、約700mです。頑張りましょう。

さすがに標高1,200mを越えると、木々が色付いていてきれいです。
自転車に乗っていても、景色を堪能していればペダルも軽い?
そんな事は無いって!Birdさん。

蔵王ライザワールドスキー場あたりです。
昔の坊平スキー場と呼ばれていたところです。
Birdさん、調子良いですね。その調子です。

標高も約1,500m。
あと、約200m頑張れば、刈田岳が見えてきます。
ここまで来ると、そろそろ紅葉も終わりですね。

山頂近くなったら、ガスがかかって来てしまいました。
蔵王山頂は見えています。
もう少しです。頑張りましょう。

宮城県に入りました。
ここからは、宮城蔵王です。
リフト乗場の駐車場まであと少しです。
お釜行の刈田リフト乗場に到着です。
実は、蔵王エコーラインから山頂に行く蔵王ハイラインは、
自動車専用道路のため自転車は走れません。
残念ながら、ここから徒歩かこのリフトで行くしかないのです。
ここまで自転車で来たのですから、やはり・・・。リフトですね。

しかし、すごく寒い。
頂上から下りて来る人は、皆さん顔がこわばっています。
これは、相当寒いぞ。
風も強いです。
また、山形県に逆戻り。
蔵王山は、山形と宮城にまたがった山。
山頂も真っ二つにまたがっています。
しかし、お釜がある五色岳は、宮城県側になります。

いよいよ、お釜に向って歩きます。
五色岳のお釜を見るのは、本当に久しぶりです。
青空ものぞいて、本当に良い景色になりました。
ここからの写真は、有名で、誰もが見たことのある景色です。
国定公園の記念切手もこの風景が使われています。

今度は、刈田岳山頂目指して頑張りましょう。
山頂には、蔵王刈田嶺神社があります。
歩くこと約5分。山頂に到着です。
山頂には、メートル指導標が立っています。
この指導標には、山形県と宮城県の県境が刻まれています。

蔵王刈田嶺神社です。
ここで、ピンバッチをゲット。
また、コレクションが増えました。

刈田岳山頂の指導標で記念撮影です。
お釜もちゃんと入っていますよ。
Birdさん、自転車と登山の複合ツアー。
久しぶりですね。

蔵王山レストハウスにて昼食です。
本当にお腹が空きました。
お腹が空いていると、寒さも身にしみます。
それでは、ここの名物「釜かつどん」を食べましょう。
旨かったですよ。

お腹も一杯になったところで、リフトに乗って下山しましょう。
帰りのリフトからは、刈田岳山頂が良く見えます。
その手前に見える建物が、レストハウスです。
また、宮城県に戻ってきました。
下るにつれ、気温も上がります。

こちらの景色は、蔵王から見た福島方面です。
吾妻山等が見えているのでしょう。
さて、遠刈田温泉めざし、エコーラインを下りましょう。
ここが、蔵王山頂に行く蔵王ハイラインの入口です。
残念ながら、ここからは、自動車専用道路となります。
しかも、私道らしく宮城交通が管理しているそうです。
普通車で520円だそうです。

蔵王エコーラインを下り始めると・・・。
上り車線が渋滞。
よく見ると、先ほどのハイラインに行く車で渋滞しています。
ビックリです。
エコーラインを気持ちよく下っていると、おぉ!水平線が見える!
仙台湾です。船も見えています。
これはすごい。と、写真を撮ったのですが、この大きさでは分りませんね。

この鳥居は、宮城県側のものです。
作りは、山形県側のものと同じでした。
蔵王ロイヤルホテルは、すぐ目の前です。
Birdさん、お疲れ様でした。
蔵王ロイヤルホテル正面玄関前から、仙台行のバスが出ます。
ここから仙台駅まで、バスで輪行です。
しかし、バスの発車まであと10分しかない。
とても、輪行準備は出来そうもありません。

仕方が無いので、次のバスにするか・・・。
でも、一応運転手さんに交渉。
「自転車乗せてもらえないでしょうか?」
「いいよ!仙台駅で自分で降ろしてね」
今のバスは、ハイデッカー方式。
座席の下に荷物スペースがあり、そこに積むことに。
やった!言って見るもんだ。親切な運転手さん、ありがとうございます。

無事、仙台駅に到着。
自転車を分解し、輪行準備です。
しかし、仙台は、やはり大きい町ですね。
ほんの3時間前まで、蔵王山頂にいたとは思えません。
帰路の新幹線は、三連休最終日とあり超満員。
仕方が無いので、デッキにて打上でした。
しかし、ちょっと物足りなかったので、家に帰る前にまた打上。
今回のツアーは、二日間の累積標高約2,451m。
本当に、お疲れ様でした。
自転車と登山の複合は、本当に面白いです。
今回のツアーは、Yano君も参加するはずでしたが、
急遽予定が入ってしまい不参加に。
でも、また予定を立てますよ。今度は、どこの山岳道路?