盛岡駅~八幡平アスピーテライン~八幡平高原ホテル
2014.09.21 〔走行距離 約68.7km〕
累積標高 1,868.1m
今回のツアーは、盛岡からの自走。
八幡平アスピーテラインまでのアプローチが長く、なかなか高度を稼ぐことができません。
ちょっとコース取りに失敗した感。
しかし、八幡平アスピーテラインは、今までにない経験をする箇所がたくさんあり、変化にとんだコースでした。
マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。
盛岡駅で自転車を組み上げ、いざ出発。 相変わらず、盛岡駅西口のロータリーは広いです。 東口も整備され、すごく綺麗になっています。 今回は、西口からスタート。 |
大更までは、標高200mを行ったり来たり。 なかなか高度を稼がさせてくれません。 こんなペースで、本当に今日中に宿へ着けるのか…。 ちょっと心配になってきたころに、 やっと、八幡平市の道路標識が見えてきました。 |
やっと追分まで到着。 この追分の碑は、岩手山と鹿角への分岐箇所。 建てられたのは、1804年とか。 |
大更から分岐し、八幡平山頂33㎞の標識が現れました。 いやー、ここまでの長かったこと。 バスでアプローチしたのが良かったかも…。 |
大更から分岐すると、景色が一変します。 左側には、岩手山が見え、前方には八幡平が見え始めます。 とても良い景色です。 |
この道路は、公園の遊歩道。 とても気持ちの良い道です。 遊歩道の隣に流れている川は、同一間隔で落込みが作られており、 水の音がとても心地よく聞こえます。 車で通ったのでは、この遊歩道に気が付きませんね。 |
いよいよアスピーテラインへの分岐です。 ここは、東八幡平温泉郷となっています。 標高もやっと400mを越えました。 でも…、八幡平は標高1,600mです。 大丈夫なのかよ…。 |
見返峠まで19㎞の道標。 ここで、標高508m。 あと、1,100mのアプローチが残っています。 自分、頑張れー。 |
いよいよ現れだした、アスピーテライン名物スノーシェルター。 今まで走った道路よりも大きくて長い。 しかも、シェルターの中は蒸し暑い。 |
シェルターを抜けるとこの景色。 これを何度も繰り返します。 この場所は、松尾鉱山跡付近。 松尾鉱山跡には、鉱山職員用の社宅が今でも残っています。 廃墟マニアが訪れるところで有名とか。 |
このスノーシェルターは、アスピーテラインで一番長いもの。 約500m続きます。 |
長い暑いスノーシェルターをやっと抜け、ゲートを抜けます。 見返峠まであと11㎞。ここで標高970m。 11㎞であと約630m上る計算になります。 |
やっと山岳道路らしい景色になってきました。 正面は岩手山。 もう少しで、紅葉も見ごろになりそうです。 開放感いっぱいの景色。ここまで視界が開けると、本当に気持ちが良いです。 |
|
源太岩まで到着。 源太岩の由来は、征夷大将軍坂上田村麻呂は朝廷から賊軍征伐の勅命を受けて出陣し、 まず家来の源太忠義、源太忠春兄弟に賊の偵察を命じたそうです。 源太兄弟は八幡平頂上付近の一高峰へ登って敵を攻略する糸口を見つけて報告し、 その情報をもとに官軍は敵に総攻撃をかけ勝利を収めたそうです。 この偵察の際に登った高峰が、現在の「源太ヶ岳(1,545m)」、そこに至る途中の森が現在の「源太森(1,595m)」だと言われているそうです。 |
|
源太岩展望台からの眺望。 右に見える山は、茶臼岳です。 遠くから見るととがった山に見えますが・・・。 |
近くで見るとこんな感じの山です。 結構な登山者がいましたよ。 紅葉もボチボチ始まっていました。 |
本当に気持ちの良いところです。 左遠くに見えているのは岩手山。 眼下には、アオモリトドマツに囲まれた熊沼が空を映し出し、神秘的な雰囲気を漂わせています。 |
|
熊谷地湿原です。 草紅葉が見事。 ここにも登山者がたくさん訪れていました。 |
いよいよ、見返峠に到着です。 八幡平へのアプローチ用に作られた駐車場には、 車がたくさん止まっていました。 |
本来なら、ここに自転車をデポして、 八幡平頂上へアプローチするところですが…。 今回は、時間がなくアプローチは断念。 と、言うより、秋田側に行くには、まだ上りがあるのです。 本当に楽をさせてくれない道路です。 |
ここが岩手県と秋田県の県境。 見返峠の道標が見つからず、ここで写真を撮りました。 何度か、頂上へのアプローチを迷ったのですが…。 次回と言う事で自分を納得させ、先に進むことに。 |
この場所は、アスピーテラインの最高地点。 駐車場に展望台の道標があるだけ。 ちょっと拍子抜け…。 いよいよくだりが始まるので、ヤッケを着て完全装備。 |
下りの途中で見つけた、源泉の噴き出し口。 轟々と温泉が噴き出していました。 硫化水素ガスも一緒に…。 |
あの温泉は、蒸ノ湯温泉でした。 この宿にも泊まりたかったのですが、今や高級温泉。 自転車の一人旅にはもったいない。 |
やっと本日の宿が見えてきました。 秋田八幡平スキー場の真ん前。 宿が見えるとホッとしますね。 |
チェックインし、温泉にゆっくり浸かり、今日の疲れを癒します。 温泉の後は、冷えたビール!つまみは、この景色。 夕日に染まるアオモリトドマツ。とても綺麗でした。 |