くりこま高原駅~旧栗駒有料道路~須川温泉

2016.10.24 〔走行距離 約68.2km〕

累積標高 1,927.0m

往路は、くりこま高原駅から須川温泉までの行程。
くりこま高原駅には、初電の新幹線で08:26着。
駅には結構早く着くので、時間には余裕ができます。
しかし、走り始めて4時間が経つ頃、きつい勾配が迎えてくれました。
写真の湯浜峠に到着したのは13時。
果たして、無事温泉に着けたのか…。

マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。

くりこま高原駅は、08:26定時到着。
2年ぶりのくりこま高原駅です。
前回は、鬼首から鳴子温泉へ行った時です。
今回の相棒は、今年いろは坂に上ったT君です。

この分岐は、以前は通らなかった道を通ってきたので、
秋田県湯沢市への分岐になります。
距離を少しでも短くしようと思ったのですが…。
残念ながら、分岐から上り坂。
それも上った分下るという道。
残念な結果に…。
T君、ごめん…。

この標識は、以前鳴子峡へ行った時に見たものです。
今回は、湯沢方面に進みます。
T君は、お構いなしに直進。
道路分かっているのかなぁ。
直進してすぐのところに、立派な長屋門がありました。
この長屋門は、戦後に屋根と壁を直したものだそうです。
戦前は、屋根は茅葺、壁は土壁だったそうです。

今日は、平日のため公開はされていませんでした。
この旧家は、千葉周作ゆかりの孤雲屋敷と呼ばれているそうです。
十八世紀末以前の建築物で貴重なものだそうです。
花山湖です。
目的は洪水調節、不特定利水、かんがい、水力発電で作られたそうです。
遠くに、ちょっと変わった形の橋が見えます。

先ほど見えた橋です。
相当古い形の鉄橋です。
今も歩道として使われているようです。
外観はこんな感じ。
しかし、塗装位すればよいのにね。
渡るのに躊躇してしまうような橋ですね。

標高も300m位になってくると、木々も色付いてきました。
これは紅葉も期待できそうですね。
T君も今のところ大丈夫なようです。
というより、元気ですね。
では、このまま進みましょう。

ここは、仙台藩温湯番所跡です。
立派な門が建っています。
寒湯番所は秋田県雄勝郡に通じる花山越えの秋田口の関所で、
「仙台藩仙北御境目寒湯番所」と言われていたそうです。

御境目番所となったのは、
伊達政宗公が岩出山入りしたあとの慶長年代からで、
200余年間、往来する人と荷物の検問を行っていたそうです。
安政の初期に改築した、四脚門と役宅が現存しています。

小休止も終わり、先に進みましょう。
まだ、峠まで到達していません。
時間は、昼近くになってしまいました。
温湯七曲りとあります。
地形図上では、ここで相当標高を稼ぎます。
地形図上でも七曲りの通り、7回のカーブがあります。

温湯七曲りを上りきると湯浜街道が待っていました。
いよいよ本格的な峠道になります。
秋田県との県境はもうすこし。
やっと湯浜峠に到着です。
ここで13時。
正面には、栗駒山が見えます。
今日の宿は、ちょうど栗駒山の真裏。

洞門のシルエットからの紅葉です。
こんな見え方も素敵ですね。
これも上り坂の産物。
ゆっくり景色を楽しみましょう。
やっと、今回二つ目の峠、花山峠に到着。
ここで、宮城県と秋田県の県境となります。
秋田県側は、雲がかかっています。
ちょっと怪しい雲ですね。

秋田県側は、旧栗駒有料道路との分岐までは、下り坂が多くなります。
せっかく標高700mまで上ったのに…。
もったいない。
カーブを曲がると正面に虹がかかっています。

もう一度カーブを曲がるとまた虹が…。
と言う事は、この先雨に降られる…。
と、パラパラと雨が降ってきました。

下って行くと栗駒神水がありました。
水質検査表まであり、定期的に検査もしているみたいです。
今回は、もうすぐ宿なので、この水は持ち帰りませんでした。
この紅葉と滝の組み合わせは、とても綺麗です。
紅葉も見ごろ。
最高の景色ですね。

やっとのことで、旧栗駒有料道路との分岐点まで到達。
これからは上り坂になります。
このまま直進すれば秋田県湯沢市に出られます。
少し秋田側に行ったところの、橋上からの景色です。
コントラストが強すぎて、左下が黒くなってしまいました。

秋田側に続く道路が山間に伸びています。
湯沢までは、約30㎞。
行ってみたい気がしますが、ここはグッと抑えて戻ることに。

これより仙人の郷とあります。
仙人が棲んでいたのですかね。
でも、この天気何とかならないですか。
また、パラパラと降ってきました。

栗駒山神社だそうです。
通常、山の神は頂上にあるものなのですが。
栗駒山は、ここにあるのですね。
先ほどの雨は、霰に代わってしまいました。
いや~参った。

須川湖に到着。
なんとか、霰もやみました。
でも、凄く寒いです。
この辺は、湿原が多く広がっています。
この湿原は、イワカガミ湿原というそうです。
イワカガミは、春から夏にかけて咲く花ですね。
ピンク色のとても可憐な花です。

栗駒山荘が見えてきました。
山荘というより、立派なホテルです。
でも、今日宿泊する宿ではありません。
ちなみに、栗駒山荘は秋田県側です。

栗駒峠に到着です。
栗駒峠の先は、岩手県になります。
と言う事で、ここから伊達藩になります。
お約束の反対側。
秋田県側は佐竹藩です。
佐竹さん…。ルーツですよ。
今日の宿、須川高原温泉に到着です。
ここは、岩手県側。
今回は、三県を跨ぐコースです。
T君。お疲れ様でした。

私の写真も撮っていただいたので、せっかくなので出演。
冷えた体を熱い温泉で温めましょう。
その後は、お待ちかねの…。
まずは、食前酒。
その後は、ビール!
料理も結構豪華でした。
さて、明日も頑張りましょう。