須川温泉~厳美渓~一ノ関駅

2016.10.25 〔走行距離 約61.0km〕

累積標高 594.0m

ツアー二日目は、須川温泉から一ノ関へ向かいます。
途中、厳美渓や平泉の社寺を巡りながらのコース。
途中の紅葉は、まさに最盛期。
とても綺麗な紅葉に、感動しながら復路を走りました。

マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。

須川温泉の源泉前です。
湯気が立ち込め、いかにも熱そうです。
T君のフェンスの先は、女性用露天風呂です。
ここの源泉は、約50℃。
露天風呂に直接引いているのですが、
露天風呂までに、ちょうど良い温度になるよう引回しているそうです。

今日も良い天気になりました。
今日の行程は、一ノ関駅まで。
道路は、ほとんど下りのはず?です。
走り始めていきなりこの景色。
とても良い風景です。
下りなのですが、のんびりと景色を見ながら…。

青空に紅葉が映えます。
この風景が見られるのは今の時季だけ。
でも、なかなかこの天気に巡り合えません。

写真を撮りながらので、なかなか前に進みません。
日が差してきたので、紅葉がとても綺麗です。
栗駒山の頂上は初冠雪。
やはり、昨日の雨は、頂上では雪だったのですね。
北斜面は、結構白くなっていました。
朝日に当たった黄葉。
とても素敵な色です。
この紅葉と黄葉のコントラスト。たまりませんね。

この渓谷はとても深いです。
路肩は本当に崖っぷち。
ガードロープを越えてしまったら、奈落の底に…。
この碑は、岩手・宮城内陸地震の復興記念日です。
平成20年6月14日に発生。
マグニチュード7.2の大地震だったそうです。
今から8年前のことです。

ここには、天然水が湧き出ています。
今回は、自宅での楽しみ用に水筒にいただきました。
コーナーを抜けると、そこにはまた見事な景色が。
やはり山岳道路は、楽しいですね。
旧栗駒有料道路は、また、来たい場所です。

栗駒国定公園は、ここで終わりです。
後ろを振り返ると、栗駒山が見えています。
今度は、一ノ関から走ってみましょう。

おおっ!橋が折れている!
何だこれは…。
どうなっているのでしょうか。
下を覗くと、鉄橋の板がない。
底が抜けた橋…?
これらは、すべて岩手・宮城内陸地震で被災した設備。
特に先ほどの橋は、祭畤大橋と言い、保存しているそうです。
ミルキーブルーの池?湖?。
ここは何??
ここは、矢櫃ダムというそうです。
と言う事は、ダム湖か。

上に架かっている橋は、昇仙橋というそうです。
漢字が一文字違いますが、どこかで見覚えがある名称です。
でも、とても綺麗なアーチダムです。
越水するように設計されているのですね。

いよいよ来ました、厳美渓。
厳美渓名物空飛ぶ団子。
中央より下に写っている籠に団子が乗って、宙を舞います。
あまりにも河原が混んでいるので、
私たちは、茶屋でのんびりと。
でも、結構な量がある団子でした。
おなかいっぱい。

T君。何にやけて写真撮ってるの?
本人曰く、私、笑い顔なんです。
そう言えば、天然水のところで、水を汲んでいたおじさんが、
笑いながら自転車で下って行った人がいたと言っていましたよ。
空飛ぶ団子の店名は、郭公団子と言います。
籠に代金を入れて合図の板を叩くと籠が回収され、
代わりにお団子とお茶が飛んでいきます。
途中で見つけた、なんちゃら石。何て呼ぶの?髢石(かつらいし)
調べてみたら、ちょっと怖い。
気になる方は、ネットで検索。

毛越寺に到着。
なぜか、ここに入った途端、空気感が違う。
やはり神聖な場所なのでしょうか。
毛越寺は、浄土庭園が有名です。
仏の世界すなわち浄土を地上に表現したと伝えています。
この景観は平安時代に書かれた日本最古の庭園書である作庭記に
基づいて作られてた学術的にも貴重な庭園だそうです。

毛越寺を後にし、今度は、中尊寺です。
中尊寺は嘉祥3年(850)、
比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれました。

中尊寺では、なんといっても有名なのが、金色堂ですね。
皆さんもよく知っているので、ここでの説明は省略します。
毛越寺ともに御朱印をいただいてきました。
久しぶりに日本の道100選を見つけました。
一関市道金沢線一関市道岩ガ崎線にありました。
というより、一ノ関駅前です。
一ノ関駅に到着。
おや、新幹線の高架橋が見えません。
一ノ関駅の新幹線は、在来線の一番奥。
西口からは見えないのです。
今回は、紅葉あり世界遺産ありの久しぶりに楽しい旅でした。
また、楽しい自転車の旅を計画しましょう。