寝台特急移動~今治駅~サイライズ糸山~大島~伯方島~大三島~旅館さわき

2023.07.26~07.27 〔走行距離 約58.0km〕

最高地点 大島 亀老山山頂 276.9m

累積標高 1,089.8m

東京駅21:50発サンライズ瀬戸に乗り込み香川県の坂出駅を目指します。
坂出駅からJR四国の特急いしづち1号で瀬戸内海沿いを今治駅まで。
今治駅前のサイクリングターミナルで自転車を組み立ていざ出発。
天気は良いのですが、あまりにもよすぎて日中の気温はGPS計測で40℃越え。
ちょっとこの気温は耐えられません。
途中、道の駅やお土産店、はたまたジェラートで体を冷やしながらのサイクリング。
このコースは日陰が少ないので、夏ツアーには向かないことを嫌というほど思い知らされました。
また、平日のため自転車で走っているのはインバウンドの方たちが多く、すれ違いざまの挨拶はほとんどが英語。
でも、大きな橋の上は風が通りとても爽快感があります。
橋も高く、眼下には海峡らしく潮の流れがはっきり見えました。

マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。

東京駅21:50発のサンライズ出雲・瀬戸の入線です。
21:25入線と聞いていたので、それまで帰宅を急ぐサラリーマンを見ながら
ベンチで缶ビールを…。
これ一度やってみたかったんですよ。

サンライズ瀬戸の7号車。
私の席は9番の個室。
さてさてどんな部屋なのか楽しみです。
ドアが開いて最初に思ったのが「狭い・・・」
入ってすぐに上下に分かれる階段があります。

自転車を前に抱えて通らなければならないほどの通路。
この狭さは想像していませんでした。
部屋も荷物が置けるスペースはほとんどありません。
大きなスーツケースは部屋に入れられませんよね。
自転車とザックを足元に置いて、頭側にちょっとしたテーブルがあったので
フロントバック置き場に。
以前乗った寝台特急あけぼのB寝台個室のが広かったような気がします。

一応乗車完了ということで、10号車のラウンジスペースを陣取り
ちょっと遅い夕食です。
今回も相棒はT君。
よろしくお願いします。
東京駅ホームを見ながらビールを飲みいよいよ出発です。
ホームの反対側には特急ひたちが停車中でした。
その奥には東北新幹線が停まっています。
新幹線で通勤していた時はこの列車に乗りたいと思っていました。
まさか実現するとは思いませんでした。

6:00に目覚ましをかけて起床。
車窓を見ながらのんびりしていると。
ガコーンガコーンと鉄橋の音。
いよいよ四国に入ります。

ほぼ定時に香川県の坂出駅に到着。
松山行のいしづち1号まであと40分近くあるので朝食をとることに。
坂出駅構内のリトルマーメイドで朝食です。
サンドイッチ・マッシュポテト・アイスコーヒー
なんと贅沢な。

無事07:51発のいしづち1号に乗車。
そういえば列車の写真を撮るの忘れた。
まっ良いか。
09:30定時に今治駅に到着。
駅前の自転車ターミナルで自転車を組み立てます。
しかし暑い。
i'm into imabari!なので、i.i.imabari!なのか…。
今治にはハマっていないけど、これからのツアーにワクワクです。

今治駅前にはJR四国のINNがあります。
夜中到着でここに泊というのもありかもしれません。
今治駅からサンライズ糸山へ。
ここはしまなみ海道今治側の起点になります。
また、これから渡る来島大橋自転車道へのアクセスラインになります。
ここでタオルやTシャツ等を購入。
ついつい買ってしまうんですよね。

   
 自転車道から今治の造船所が見えます。
大きなタンカーを造船していました。
 橋に乗るのには結構な坂道をぐるぐる迂回させられます。
山でいうと尾根伝いに乗るまでの急坂。
結構上りますよ。

 
今治から一つ目の島、大島にわたるには来島大橋を渡ります。
来島大橋は第一から第三まであり総延長は4,105mになります。
自転車道では自由に橋の上で停まれます。
橋の下を見ると…高い!
海上から約65mです。

 大島ではまず亀老山山頂からの眺めを堪能しましょう。
と、いうことで約280m上ります。
炎天下での無謀な登坂。
「WELCOM TO KOROSAN OBservatory Park」
本当に眺めが良いんだろうな!
高度を稼ぐと本当に眺めが良い。
いやー最高ー!
叫びたくなるような眺望です。

展望台からの来島大橋です。
この景色はこの山を上った人しか見られない。
行かないと損するね。

T君、ガッツポーズ。ちょっと控えめ。
本当に良い眺めです。
地図が埋め込まれているのですが、
地図の周囲には世界の都市まで書かれています。
さすがにそこまでは見えません。

本当はかき氷を期待していたのですが、
残念ながらお店が閉まっていました。
がっかりです。

大島から伯方島へ行くのにこの宮窪峠が結構きつかった。
標高約60mありました。
街中の道路は高くても2~4m。
坂道は約0mからの高さになります。
海沿いの道を走るのはそれなりにきついです。

宮窪峠にはこんなベンチがありました。
今治~尾道までの地図が彫り込んであります。

こちらは宮窪の観光案内図です。
この石はこの辺で採れる大島石でできています。
宮窪瀬戸の潮の流れです。
まるで川のように流れています。
観光船に乗って潮流体験をしたかったのですが、時間の都合でパス。

次の伯方島へ急ぎます。
大島大橋へのアプローチ道路です。
橋へのアプローチはすべてこんな感じになっています。

ここが自転車・原付バイクの料金所です。
自転車は無料期間が延長されていて今回はすべて無料です。
大島大橋は橋長840m、桁下高は32m。
トンネル工事も終わっているようなので、将来は片側二車線になるようですが、
そしたら自転車はどこを走るのかな。
何か策を考えているのでしょう。
道の駅伯方S・Cパークが見えています。
その手前はドルフィンファームしまなみです。
イルカと遊ぶことができる施設らしいです。

とりあえず暑いので道の駅に行きましょう。
ちょうど昼時ですし。
ここから尾道まで50㎞だそうです。
どこもよらなければ本日中に尾道に着いてしまいます。

まずはかき氷。
レモン味を・・・うまい!でも頭がぁ…。
久しぶりにズキズキ来たぁー。
食欲もないので昼飯はパス。
ここにも造船所があります。
船の高さは二階建ての住宅の倍以上。
船底からの高さはこんなに高いのですね。

伯方島から大三島へ。
伯方島は次来た時に周回するということにして大三島橋を渡ります。
いつ来られるかわかりませんが…。
橋の中間で橋の下をのぞきます。
潮流がはっきり見えます。
大潮の時などは渦潮が見られるらしいです。
大三島橋は、しまなみ海道の中で唯一のアーチ橋でした。
橋長は328m、桁下高は26mです。

大三島に到着しました。
しばし木陰で休憩です。
本当に暑い。
熱中症になってしまいますよ。

夏雲がわき始めました。
でもあの雲は雨を降らせる雲ではありません。
そろそろ本日の宿へ向かいましょう。
受付を済ませ。部屋に冷蔵庫があるのを確認。
荷物を置いたらコンビニへ。
T君がこんなビールを買ってきてくれました。
食彩という見たこともないビール。
しかし、このビールはアサヒスーパードライの生ジョッキ缶と同じ。
いやーうまい!

風呂で汗を流してさっぱりしたことで夕食です。
この旅館は食事が自慢。

出た~!船盛。
これが標準で付くのだから人気があるよね。
タイ一匹丸々乗っているのにはびっくり。
そのほかにも瀬戸内の魚満載。
おいしいお酒をいただき。
今日一日本当にお疲れさまでした。
明日もよろしく!