日光杉並木街道

2012.05.19 〔走行距離 約82.3km〕

本日は快晴。前回到達できなかった日光杉並木街道を目指します。
田んぼの向こう側には、日光連山である男体山や女峰山が見えています。

日光街道をそれて、いつものように広域農道へ。
そこに「徳次郎城跡」の看板。
えっ、徳次郎に城なんてあったの・・・。
この町は、現在、「とくじろう」と、呼ばれていますが、
私が子供のころは、「とくじら」と、呼ばれていました。

この場所が本丸跡。
宇都宮城の北方の守りとして築いたと考えられているそうです。
しかも、遺構が破壊されず、ほとんど残っているのは、
全国でも珍しいそうです。いいものを見させていただきました。
田んぼでは、田植えが終わり、苗の植え直しをしています。
機械植えでは、苗が浮いてしまうところが出るみたいですね。

杉並木公園に到着。
大きな水車が出迎えます。
ここは、朝鮮通信使の今市客館跡だそうです。
朝鮮通信使が日光東照宮へ訪れた時の宿泊施設だったそうです。

今市から日光へ入る途中の常夜灯です。
ポツンと一つだけ残されていました。
苔生しっていて、年代がわかりませんでした。

JR日光駅に到着です。
駅前がきれいになりました。ロータリーも変更されています。
駅前のお土産屋が、立派なホテルに・・・。こんなに変わっていたとは・・・。
前回訪れたのは、2008年。4年でこんなに変わるものなのですね。
そういえば、今市市もなくなっており、市町村合併で日光市になったそうです。
ちなみに足尾町も日光市だそうです。

日光駅の看板も立派なものに。
以前の看板はどうしたのでしょうか。
天井には、鳴龍もいます。

昼は、近くにラーメン屋で。
よく通ったラーメン屋も、駅前から撤退したみたいで。
並木の中に合ったラーメン屋で昼を取ることに。
日光に行くと必ずと言っていいほど立ち寄る、羊羹屋です。
日光には羊羹の老舗がたくさんありますが、
わたしは、この三ツ山羊羹が一番好きです。特に、水羊羹。
今回は、ここで折り返しです。

この杉の木は、「並木太郎」と呼ばれています。
周囲5.35m。高さ38mだそうです。
私の自転車と比較すると、大きさがわかります。
杉並木です。
昔も今も、木陰は涼しく、風が吹き抜けて気持ちが良い場所です。
国道119号線。通称、日光街道もバイパス線を整備中で、現在、杉並木の中が国道になっているところも
将来、車が走れなくなります。
末永く、この自然を残して欲しいものです。
日光も世界遺産となり、自治体や行政もやっとその気になってきたみたいです。

ここは、日光御成街道と日光例幣使街道の追分です。
左が日光御成街道。右が日光例幣使街道です。
ここには、地蔵が祭ってあり、その名も追分地蔵尊。

一里塚の杉の木です。
杉並木の中にある一里塚なので、植えた木も杉の木。
この木は、根元が腐って空洞が出来たそうです。

ここの一里塚は、水無一里塚といいます。
ここにも杉の木が植えられていました。
並木寄進碑です。
日光神領の境界に建っているので、境石と呼ばれています。
神橋・日光御成街道・日光例幣使街道・会津西街道の
四ヶ所に建てられています。
次回は、街道の旅へ。