子の権現・竹寺

2005.06.26 〔走行距離 約31km〕

6月だと言うのに、今年は雨が降りません。
真夏のような暑さが続いています。
さて、家にいても暑いだけ・・・。どこかに出かけましょうか。
今回は、ちょっと変わったコースで。

コースデータと標高グラフです。〔カシミール3Dで作成しました。〕

今回は、西吾野駅からのコースです。
西吾野駅は、初めての下車です。
駅前のベンチの板が、新しい物に交換されていました。
西吾野駅は、とても静かな駅です。
幹線道路から離れているからかも。
鳥の鳴き声が、とても良く聞こえるような気がします。
幹線道路から分岐。
いよいよ、林道に入ります。
今日の第一の目的地、「子の権現」を目指します。
おっ、クルミがすずなり。
すごい量です。
今年の秋は、大豊作ですね。
こちらは、蛇いちご。
でも、季節が早く訪れているような・・・。

気持ち良い坂道を登っていきます。
このまま、目的地についてしまうのかなぁ・・・。
なんて事はありませんでした。
この先、約3km。早い話が「子の権現」まで激坂です。
激坂の途中で咲いていたアジサイ。
とてもきれいな色です。
ひとつの茎で、こんな色がつくのですね。
本当にきれいでした。
まだまだ、激坂は続きます。
距離は短いのですが・・・。
やはり、足腰の神様と言われているだけあります。
すごい登坂です。
やっとのことで、山門に到着。
息も絶え絶え。
秩父の激坂では、一番きつかったような・・・。
山門からは、自転車を押してゆっくり歩きます。
息を整え、ゆっくりと。
まだまだ、時間はタップリあります。
すごい物が立っている。
仁王尊です。
しかし、でかい・・・。
ありました。
これが有名な、鉄の大わらじ。
重さは2tあるそうです。
「子の権現」は、正式には「天龍寺」と言うそうです。
832年(天長9年)、子年、子月の子の日、子の刻に誕生した聖人を祀ることから「子の権現」と名が付いたそうです。
江戸時代から「足腰の神様」として信仰を集めていたそうです。
「子の権現」で出会った老夫婦。
ここに自転車で登ってきたやつを始めてみた。
と、言われてしまった。
やっぱり無謀だったのか・・・。
秩父の山で仕事をしている人は、みんなここに、お参りに来るそうです。
さて、次に向かうのは、「竹寺」。
登山道をそのまま行こうと思ったのですが、また、自転車を担ぐのは大変と思い、とりあえず迂回することに。
ところが、反対側に降りる下り坂が・・・。
ブレーキが利かないほどの勾配。
よかった。こちらから登らないで・・・。
しばらくは、自転車に引っ張られるように徒歩で下りました。
きれいに並べられた間伐材の新薪。
今のうちから乾燥させ、冬に備えているのでしょう。
しかし、本当に木の香りと言うのは、良い匂いです。
これ見てください。
表紙の花が、ビッシリ。
花の名前がわかりません。
誰か教えて。
さて、ここが「竹寺」への入り口です。
今度の林道は、どんな登坂が待っているのか。
「竹寺」までは、ここから距離にして、約3kmです。
「竹寺」らしく、竹が沢山見えてきました。
今回の林道の登坂は・・・。
確かめたい人は、ぜひ行ってください。
標高グラフを見れば、想像がつくでしょう。
「竹寺」の茅の輪です。
「竹寺」は、神仏一体の山岳信仰の霊地です。
神仏分離のときに、逃れた珍しい霊地となっているそうです。
「竹寺」の本殿です。
ここは、標高490mです。
境内?は、こんな感じ。
ちょっと素敵じゃないですか。
昼には、竹寺本坊で、蕎麦が食べられるそうです。
次回の楽しみに取っておきましょう。
と、東飯能駅に到着。
時間は、11:40。
さて、今日は、ここから輪行で帰りましょう。
しかし、暑い。
でも、楽しいコースを走れました。
さて、次回は。