日本水(日本名水百選)

2005.11.14 〔走行距離 約35km〕

日本名水百選というのを知っていますか?
環境省が勝手に選定した、全国の名水です。
埼玉県は、唯一、風布川の日本水が選ばれています。
その、うわさの水を求めて、行ってきました。

コースデータと標高データです。(カシミール3Dで作成しました。)

久しぶりの西武秩父駅です。
今日は、平日のため秩父駅前も通勤ラッシュ。
それを横目に、自転車を組み立てます。
なんか、得した気分。
途中見つけた、イチョウの木。
見事な黄色。
そういえば、神宮外苑のイチョウも色付いたころかな。
初めての、秩父高原牧場です。
以前から狙っていた稜線ごしのコース。
この景色は、感動ものです。
もっと空気が澄んでから、もう一度チャレンジしたいコースです。
粥仁田峠です。
なぜか、地形図や登山地図には、粥新田峠とあります。
なぜでしょう??
牛たちは、朝ごはんの最中でした。
邪魔して、ごめんね・・・。
二本木峠です。
この峠からは、愛宕山、皇鈴山への登山口となっています。
頂上は、展望がよさそうです。
二本木峠から少し下った所の景色です。
きれいなコントラスト。
まさに、紅葉真っ盛りでした。
上の写真の続きが、この薄野原。
こちらもすごくきれいでした。
釜伏峠です。
近くに、釜山神社があり、入り口には一対の石像が出迎えてくれます。
この地方に見られる神社では狛犬でなく、山犬(おおかみ)が奉られています。一度見てください。大変愛嬌がありますよ。
神社の横手を登って行くと奥の院につづき、そこからやや険しい岩場を過ぎると日本水に行くことが出来ます。
坂を下っていくと、ここからも日本水にいけるとの看板が。
しかし、現在の源流地帯は、崩落の危険があり、立入り禁止となっています。
「百畳敷岩」と呼ばれる岩壁から湧き出しているのが日本水。
日本武尊が東方へ征伐に行く際、釜伏山に戦勝を祈願し、喉の渇きを潤すために岩壁に剣を突き刺したところ、水が湧き出したと伝えられているそうです。
寒神峠です。
今日、四つ目の峠です。
この道標を左に行くと、長瀞に出られます。
今回は、寄居を目指すので、右方向です。
ここが、日本水の取水場です。
平日でもこの有様・・・。
休みの日は、どんな事になっているのでしょう。
とりあえず、私も水筒3本分いただいて来ました。
柿の木が目立ちます。
そういえば、今年はまだ、柿を食べていないことに、気がつきました。
この柿は、甘いのかな・・・?!
風布の集落を抜けて、寄居を目指します。
ところが・・・。
登りのダート??
イヤー、参った。
約1.5kmのダートでした。
やっと、中間平緑地公園に到着。
昼前だったのですが、先ほどのダートでエネルギーが・・・。
丁度良いので、ここで昼食。
いつものおにぎりカップ麺コース。
もちろん、水は、日本水。
帰り道に、ちょっと寄り道。
ここは、寄居町にある、鉢形城跡です。
文明5年(1473)長尾景春が築城し、後に小田原北条氏の領有となったそうです。
しかし、天正18年(1590)豊臣秀吉の小田原攻めの際に一緒に落城したそうです。
ここが、本丸跡です。
本丸跡の後ろ手には、荒川が流れており、絶壁となっていました。
寄居駅に到着です。
しかし、寄居町は、こんなに歴史が古いところだとは知りませんでした。
もう少し勉強しなくては・・・。
さて、今日は、ここから輪行で帰りましょう。
次回は、秩父の新蕎麦が待っています。