アルプス展望台

伝説の谷 大望峠 1,055.0m

2010.11.20 〔走行距離 約53.4km〕

今回も長野方面へ輪行です。
11月も中旬を過ぎ、そろそろ自転車では危険な地域。
でも、大望峠からのアルプス見たさに、また、出かけてしまいました。
予想通り、日陰では写真の通り、霜が降りて道路はツルツル。
何度か同じ目に合っているので、そこは、経験値でカバー。
大望峠からの眺望は?

マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。

長野駅前メトロポリタン前で、自転車の組み立て。
クリスマスのデコレーションがありました。
今回は、いつもと逆コース。
長野から妙高高原へ抜ける予定です。
地形図では、どちらから行っても、同じように見えたのですが。

長野から桃の瀬へ抜ける、新しいトンネルからの景色です。
トンネルを抜けると、パッと紅葉が飛び込んできます。
とても感動的な一瞬です。
下小鍋バス停からの景色です。
カラマツの黄葉が、朝日に輝いて、とてもきれいです。

裾花大橋からは、お目当てのアルプスがチラリと見えます。
よし!今日こそは・・・。
ここで、相当気合が入ってしまいました。

中部の集落からもチラリと・・・。
焦る気持ちが逸り、ペダルに力が入ります。

銚子口トンネルを出たところで、この景色。
ウォ〜〜絶景。
ちょうど、鬼無里の入り口付近です。

鬼無里入口手前で右折。
戸隠方面へ向かいます。
ここからが、大変な激坂の連続になります。
正面には、戸隠連峰が見えてきます。

干し柿に白菜。
白菜は、天日干ししてから塩漬けに・・・。
この漬物が、おいしいのです。
私は、葉の柔らかいところより、
白くシャキシャキするところが好きです。

いつもは、下り坂を快適に下る道も
反対側から見ると、変わった景色に出会えます。
高橋という集落にある枝垂れ桜と石佛群です。
この地域は、本当に石佛群が多いところです。

きつい上り坂を喘ぎ喘ぎ上っていきます。
速度も時速6〜7Km。
畑仕事をしている地元の方が、「どこへ行くんだ?」
「大変だね。」と話しかけてきます。
沿道の声援?マラソン選手並み・・・。

沿道の声援もあって?無事、大望峠に到達。
この景色が見たくて、この場所に、何度も通いました。
本当に絶景です。
写真右から、白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳・不帰嶮・唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳・・・・・・。
まず、高圧電線が見当たりません。本当に素敵な場所です。

この写真は、望遠で撮影したもの。
五竜岳・鹿島槍・爺ヶ岳のアップです。
手前のカラマツがもえています。

本日、大望峠は独り占め。
ベンチに座り、しばし感動に浸ります。
この場所を知ったきっかけになったのが、MotorMagazine社から発行されている「日本の絶景 東 100選」というムック本。
その題名がものすごい。「撮らずに死ねるか!!」ですからね・・・。

名残惜しいのですが、ここにずっと居るわけにはいかないので・・・。
来春に、また、訪れましょう。

この後の行程のきついこと。
絶景を見て気が抜けてしまったのか、力が出ません。
本当は、戸隠神社奥社に寄って来る予定でしたが、
また、今度来た時に・・・。とにかく腹減った・・・。
と、言う事で、戸隠キャンプ場で昼食に。
小鳥のさえずりをBGMに、ランチタイムです。

昼食を取れば回復するだろうと思っていたのですが。
やはり、ペダルを回す足に力が入らず。
ヘロヘロになりながら、湧水の場所へ。
冷たい水で顔を洗い、気合を入れます。
この清水は、「一杯清水」と思い込んでいたのですが・・・。
じつは、違った場所の清水。名無しの清水でした。
しかし、帰宅してから調べたら、
地元の料理屋さんが汲みに来る有名な清水だったことが判明。
今度訪れた時に、また、寄りたい場所です。

どうにも体力が回復しないため、いもり池は今回断念。
黒姫駅を目指すことに。
途中妙高山が見えたため、写真を撮ったのですが・・・。
妙高山手前の煉瓦作りの煙突。
途中、亀裂が入っています。
この煙突、崩壊しないのですかね・・・。
ちょっと心配です。

黒姫駅は、2006年7月の乙見山峠ツアー以来です。
約4年ぶり?
その時、気になっていた旅館。「ふじのや」です。
会津田島の「和泉屋旅館」と何となく似ていませんか?
この牛舎型の駅舎。久しぶりです。
時間は、13時30分。
次の電車は、14時10分。なかなかのタイミング。
輪行準備をしても十分な時間があります。
待ち時間で、コーヒーでも。
駅舎の中で知ったのですが・・・。
この駅は、もともと柏原駅だったそうです。
昭和43年に、黒姫高原の玄関口として改名されたそうです。
長野行、妙高号です。
この電車も北陸新幹線開通と同時に消えてしまいます。
おそらく、三セクになってしまうのでしょうね。
黒姫駅から約40分で長野駅に着きます。
電車の中は、ポカポカ。暖かさも手伝ってうつらうつらと・・・。
気持ちよく長野駅に到着。
この後の乗換もタイミング良く、ほとんどロスタイムなしに新幹線に乗車。
本当に、良い景色に出会えたツアーでした。