磐梯吾妻レークラインと磐梯山ゴールドライン

2015.10.04 〔走行距離 約53.6km〕

道路最高点
磐梯吾妻レークライン 標高997m
磐梯山ゴールドライン 標高1,194m

累積標高 約1,164.1m

10月に入り、結構涼しくなったというより、朝晩は、相当な冷え込みになりました。
そろそろ、紅葉前線が山から下りてくるころです。
本当は、久しぶりに磐梯吾妻スカイラインを走ろうと予定を組んでいたのですが、
道路崩落のため、一方通行であることが判明。
それならと、以前から行こうと思っていた、磐梯吾妻レークラインと磐梯山ゴールドラインを走ってきました。
標高グラフを見ての通り、一度、標高1,000mまで登って200mくだり、再度、標高1,200mまで上り返すコース。
さてさて、結果は…。

マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。

久しぶりの磐越西線。
郡山駅も久しぶりです。
郡山駅の発車メロディが、GReeeeNのものに変更されていました。
新幹線は、「キセキ」、在来線は、「扉」。
HPをみると、2015年4月から始まる
「ふくしまディスティネーションキャンペーン」の一環として、
全国にふくしまを、そして郡山の魅力を
発信出来るよう変更されたそうです。

下りの電車は、すごく空いており、
写真の通り、運転席後ろの席にかぶりつき。
目的地の猪苗代駅まで、運転席目線の車窓を楽しみました。
猪苗代駅に到着し、自転車の組立て終了。
出発時間は、9時30分。
予定通りです。
長瀬川は,猪苗代湖に流入してくる唯一の河川。
酸性度の高い水質なので、河床の石の色が赤茶色になっています。
しかし、凄い色です。

ここで、国道115号線を離れ、林道へと進みます。
沼尻軽便鉄道の駅舎跡がありました。
この鉄道は、川桁駅と沼尻駅とを結んでいたそうで、
主に鉱山からの貨物線だったそうです。
「高原列車は行く」のモデルになった鉄道だそうです。

林道は、「ふるさと林道市沢線」と言います。
この林道を抜けると、磐梯吾妻レークラインの近道になります。
しかし、山越え。
林道には似合わない、立派なトンネルです。
磐梯吾妻レークライン側です。
トンネル壁面には、壁画?があります。
こちら側は、名称があるのですが、
反対側には、名称がありませんでした。
付けるのを忘れた??
この川は、大倉川です。
吾妻山、谷地平からの流れです。
渓流釣りで有名な場所です。
そう言えば、久しく、渓流釣りをやっていませんね。
ぼちぼち始めましょうか…。

磐梯吾妻レークラインの最初の湖、秋元湖に到着です。
さすがに、レークライン。車の通りが多いです。
しかし、気持ちの良い景色です。

秋元湖の湖尻では、草紅葉が始まっていました。
秋元湖は、裏磐梯三湖の一つで、
磐梯山噴火で、堰き止められ湖になったそうです。
中津川渓谷の景色です。
橋の上からの撮影です。
紅葉が始まっていました。
もう少し、色付いているかと思っていたのですが、残念ながら、こんな感じでした。

こちらは、橋の反対側。
こんな写真を撮れるのも、自転車ならでは。
橋の欄干から、手軽に見ることができます。

磐梯吾妻レークラインから、秋元湖を望みます。
あと二週間も、紅葉が見ごろになりますね。

磐梯山です。
猪苗代側から見ると、きれいな山に見えますが、
裏磐梯と呼ばれる、北側から見ると、その噴火当時の大きさがわかります。
山頂とその裏側の間が噴火口になります。
今話題になっている、カルデラ噴火で山体崩壊になったそうです。

磐梯吾妻レークラインの最高地点に到着です。
福島の旧有料道路は、道路に最高地点が書かれているのですね。
自転車で上っていると、こういう表示が達成感を倍増させてくれます。

三湖パラダイスという場所に到着しました。
さすが、旧有料道路とあり、標識もしっかり整備されています。
桧原湖、秋元湖、小野川湖の3つの湖を一望できるポイントです。
もう少し、高いところから見れば、もっとよく見えるのに…。
この位置からは、あまり良く見えませんでした。

先ほどの道路最高地点から、しばらく下ったところに
涼風峠があります。
ここからは、小野川湖が正面に見えます。

磐梯山ゴールドライン分岐点が見えてきました。
ここまで下り、また上り返しです。
磐梯山登山口とあります。
こちらから登るには、一度、裏磐梯スキー場へ出なくてはなりません。
結構アプローチの長い登山道となります。

望湖台で、昼食です。
この駐車場から、少し登ったところに望湖台があるのですが、
今回は、パス…。
昼食後、さらに上ります。
やっと、磐梯山の山頂が見えてきました。
結構な勾配が続きます。

さすがに、標高1,000mを越えてくると、木々も色付いています。
この辺は、あと一週間で見頃になりそうです。

磐梯山ゴールドライン最高点に到着です。
標高1,194m。
なんかうれしいですね。
ここは、磐梯山メインの登山口です。
駐車場は、満車状態。登山者が多いですね。

後ろを振り返ると、こんな坂を上ってきました。
この直線は、気持ちが折れそうになります。
山道は、九十九折が良いです。
先が見えませんから…。
ここからは、今回到着地点の磐梯町駅まで下りです。
磐梯山の西側斜面です。
紅葉がきれいですね。

南西方向から見た磐梯山です。
こちらから見る磐梯山は、きれいな円錐の山に見えます。
ススキの穂が秋らしさを演出です。

猪苗代湖が見えてきました。
大きいです。そして、雄大な景色です。
下りながら、こういう景色が見られるのも良いですね。

と、いきなりの工場が…。
この工場、やたら建物が、昔風です。
なんとなく、期待していたら…、やはり造り酒屋でした。

その名も「栄川」。
たまにお世話になっています。
福島の酒とは知っていましたが、まさかここでの出会い。
こういう発見も楽しみです。

無事、磐梯町駅に到着です。
無人駅かと思っていたら、しっかり駅員がいました。
しかし、駅員以外は誰もいない…。
売店もないので、近くのコンビニで、お土産とビールを調達。
待合室で、一人宴会。
本日の写真をつまみに…。
こういうローカル線で、列車を待つのも良いもんです。
また、福島を訪れましょう。