新緑の奥多摩

蕎麦粒山 1,472.9m  三ツドッケ(天目山) 1,576.0m

2008.05.04 〔歩行距離 約21.4km〕

今年のGWは、天気があまり良くありません。
そんな中、恒例GW山遊び。
今回は、深山の新緑を楽しんできました。
ヨコスズ尾根では、ミツバツツジの群生が見られました。

コースデータと標高図です。〔カシミール3Dで作成しました。〕

青梅線川井駅からバスで上日向まで。
ハイカーは、写っているバスの座席ほどの人数。
やはり、ここまで入り込むハイカーは少ないです。

今回の場所は、東京都と埼玉県の境あたり。
さすがに、山が深いです。
途中のキャンプ場では、朝食の準備中。
焼き魚の良い匂いがしていました。

ここは、東京都民の水源。
水道局持ちの山です。
昨年登った、棒ノ折山の分岐もありました。
そういえば、その時もGWでした。

指導標、案内板もきれいに整備されています。
さすが、日本一お金持ちの自治体です。
この指導標や案内板は、奥多摩の杉を使っているそうです。

まずは、蕎麦粒山を目指します。
林道からの分岐点。登山道に入っていきます。
地形図では読みきれなかったのですが。
獅子口小屋跡までのアプローチが、沢沿いの登山道。
沢の音がとても心地よい。
私は、沢の音が大好きです。

写真が小さくて読み取れませんね。
大丹波川曲ヶ谷と案内されています。
奥多摩町の自然文化百選だそうです。
丸太の橋は、しっかり整備されています。
しかし、昨日の雨で、結構滑りやすくなっています。
気をつけてください。足を滑らすと、沢に転落です。
5月と言えど、沢の水は冷たいですよ!

この花は、何でしょう。
判りません。誰か教えて!
ニリンソウです。
二本の花柄を出して、1つずつ花をつけます。
花を見ながら歩くのも、山遊びの楽しみです。

やっと、獅子口小屋跡に到着です。
この時点で、Birdさんが、結構・・・。
まだまだ、先は長いですよ。

ここから、踊平まで、直登です。
杉林の直登?どこかで登ったような・・・。
踊平に着きました。
蕎麦粒山までもう少しです。
日向沢ノ峰です。
ここで気付いたのですが。
川苔山が川乗山と表示されているところがあります。
地形図では、川苔山。誤表記でしょうか。

ここで、また、棒ノ折山への分岐があります。
指導標の後ろに写っている木。
面白い形をしているでしょう。
まるで、Disneyに出てくるおばけの木みたいです。

ここから、鞍部に急降下。
すごく深いコルです。
Birdさん。蕎麦粒山の頂上が見えていますよ。
頑張りましょう。
相当、参っているみたいです。
蕎麦粒山に到着。早速、昼食の準備です。
いつもながら思うのですが。
本当に、今のハイカーは常識が無い。
山に登れば、指導標や案内板の前で、記念写真を撮りますよね。
指導標の前で堂々と、食事をしている気持ちがわかりません。
また、その人たちは、その前で昼寝まで・・・。
気遣いが出来ない人たち。今で言う、KYですね。
おかげで、指導標の写真が撮れませんでした。

さて、こんな所で、つまらない思いしていてもしょうがない。
と言うことで、早々に蕎麦粒山の山頂から撤収。
第二峰の三ツドッケに向けて頑張りましょう。

この水場は、一杯水と呼ばれています。
チョロチョロと湧き水が出ていて、たまに涸れることがあるそうです。
もちろん、水筒にいただきました。
自宅に帰ってから、美味しいコーヒーが飲めます。

三ツドッケ(天目山)に到着です。
雲が大目ですが、この深山。
久しぶりに、山に来たと思える場所でした。
写真は、逆光になってしまいましたが、ちょっと、Birdさんが強張っているでしょう。
Birdさんが座っている岩の裏側は絶壁です。

その絶壁を写真に撮っているBirdさん。
結構、平気なのですね。
ちなみに、三ツドッケとは、
ピーク(ドッケ・トッケ)を三つ連ねた姿から、その名がついたそうです。
三ツドッケは、シロヤシオが見られる場所でも有名です。
今回は、時期が早すぎて、まだ芽吹いていませんでした。
一杯水非難小屋です。
ここに荷物を置いて、
空身で、三ツドッケにアプローチしている人が、たくさんいました。
小屋は結構新しく、中はきれいに掃除がされており、毛布も完備。
非難小屋にしては、設備が充実していました。
さすが、東京都。
さて、ヨコスズ尾根を東日原バス停目指して下山しましょう。

ヘビイチゴの花です。
名に似合わず、結構、可憐な花なのです。
やっと、日原に到着。
Birdさん、お疲れ様でした。

今回の山行は、結構ハードでした。
GWだったので、ちょっと無理をしたコース設定です。
距離は、21.4km。累積標高は、1,679m。
山遊びで、最高新記録?Birdさんがヘロヘロになるわけですね。
東日原バス停で、バスを待つ間に、水分補給・・・。
近くに酒屋があって、本当に良かったですね。
私もついでに、澤乃井のお酒をお土産に購入。
澤乃井は、奥多摩の地酒です。
無事、奥多摩駅に到着。
あとは、電車まかせ。
静かに列車バーを楽しみましょう。
つまみは、もちろん、今日の山行でしょう。