戦場ヶ原と湯元光徳線歩道

山王峠 1,770.3m

2015.11.22 〔歩行距離 約16.1km〕

今日は11月22日。良い夫婦の日。
そんな事は露知らず、奥日光は天気が良いとの予報を信じて、山遊びに行ってきました。
写真は、JR日光駅の2階にある、かつての一等車利用者用待合室「ホワイトルーム」です。
以前から気になっていたので、今回は写真を撮ってきました。

コースデータと標高図です。〔カシミール3Dで作成しました。〕

今回もJR日光線初電で日光へ。
まだ、夜が明けきれていない日光です。
雲が多いのですが、本当に天気は持つのでしょうか。
JR日光駅前から、バスで戦場ヶ原へ。
いろは坂は、霧で真白…。ホワイトアウト状態。

赤沼に到着するころには、青空が広がっていい感じに。
靴ひもを締めなおして、出かけましょう。
ハイキングコースは、とても静か。
静寂の中、コースを辿ります。
しばらく行くと、パッと湿原が広がります。
久しぶりに、この広大な湿原を見ることができました。
本当は、ワタスゲが咲くころが、一番きれいなのですが…。
もう少したてば、雪原になり、スノーシューハイクができるようになります。

木道の周りは、シラカンバ林です。
この辺は、標高が1,500mほどですので、シラカンバの林です。

苔生した倒木をアップで撮りました。
ふかふかです。
湿原は、木々が育つには、相当厳しい場所。
でも、年々土壌が乾燥化していて、あちこちにシラカンバが育っています。
ちょっとここで、うんちくを…。
白樺とシラカンバは、どちらも同じ樹木です。
ただし、和名で正確な呼び名は、シラカンバです。

これは面白い。
木道の中心に木が生えています。
と言うより、木を切らずに木道を作ったのですね。
でも、毎年、穴を広げてあげないと、くびれてしまいますね。

こんな木もありました。
大きなコブができています。
このコブは、傷ついたところを修復した跡だそうです。
泉門池です。「いずみやど」と読みます。
とても読めないですよね。でも、地形図には、ちゃんと載っていますよ。
「いけ」まで読まないところが、何とも不思議です。
いつもは、ハイカーで賑わっている場所ですが、今日は、野鳥がたくさん来ていました。

戦場ヶ原を過ぎ、光徳方面へ。
ここは、光徳沼です。
逆川の水が溜まってできた沼です。

光徳牧場では、まだ、放牧をしていました。
しかし、食べる草も枯れてしまっていて、ちょっと可愛そうですね。
ここからが、湯元光徳線歩道入口です。
今回は、戦場ヶ原を歩きたかったので、
光徳側からのスタートです。
少し歩くと、勾配がきつくなり、木段になります。
この木段がきつい。
どうしても、木段に合わせなくてはいけないので、
ペースが狂ってきます。

岩をも割ってしまう樹木。
このパワーはすごいです。
光徳牧場を出発して約50分。
山王峠に到着です。
標準時間が85分なので、少し飛ばし過ぎ。

山王峠からは、山王帽子山を経て、太郎山への分岐があります。
標高1,730m。
シラカンバからダケカンバに代わります。

ここが、林道の山王峠。
林道と言う割には、凄い立派な道路。
来シーズンは、ここを通過し川俣温泉へ行ってみたいと…。
もちろん、自転車で。

案内板には、三岳の裾をぐるりと回るコースとあります。
結構アップダウンがあり、楽しめるコースです。
涸沼が見えてきました。
涸と言うだけあり、水がありません。

とても気持ちの良い場所です。
天気がもう少しよければ、日当たり良好でコーヒータイムには打って付けの場所。
近年は、高山植物が鹿害で減っているそうです。

ザ・森っていう感じです。
こういう景色が好きです。
山に来たーって感じになる瞬間です。
切込湖です。
切込湖は、樹木の間から眺める山の中の湖です。
釣りをしている人がいましたよ。

こちらは、刈込湖です。
水面に映る景色が、とても綺麗です。
丁度、風がやんで、きれいに映っていました。
さて、ここで昼食です。

メニューはいつもの通り。
山に来たら、カップ麺とおにぎり。
刈込湖には、砂浜があり、休憩するには打って付け。
水面の景色を見ながら、おにぎりを頬張ります。

おなかも一杯になり、湯ノ湖を目指します。
でも、ここからまた上り返し。
木段が、だんだん足腰にきます。
このような木段の箇所が、8か所もありました。
小峠に到着です。
ここまでくれば、湯元は目と鼻の先。
久しぶりに山道を歩くと、自転車と違った場所が痛くなります。
湯元温泉の湯畑に到着。
結構大きな湯畑だったのですね。ここには、初めてきました。
今年の冬にでも、もう一度訪れますか。