大石田駅~山刀伐峠~鳴子温泉郷

2017.10.08 〔走行距離 約50.2km〕

累積標高 809.3m

往路は、大石田駅から山刀伐峠を通り鳴子温泉郷への行程。
山形新幹線に乗るのは、本当に久しぶりです。
仕事でもなかなか乗る機会がなかったので、景色が新鮮でした。
でも、福島駅から分岐してからの乗車時間の長かったこと…。
途中、鉄ちゃんの間で有名な秘境駅である「峠駅」も一瞬ですが見られました。

マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。

今回のツアーもT君が参加。
楽しみながら走りましょう。
走り始めて約1時間。
芭蕉十泊の町 尾花沢の道標が…。
実際に芭蕉が歩いた行程は、鳴子からなのですが、
今回は、完全に逆走です。

関谷番所跡です。
バイパス道から旧道に入ってすぐのところにありました。
やはり、旧道を行くと楽しみが増えます。
江戸時代、ここに口留番所が置かれ、
峠の通行を見張っていたと伝わっています。

峠に入る前に、茶屋があると情報を得ていたのですが…。
今は、廃墟となっていました。
厠も入口がふさがれていました。
杣駅?林業業者のための駅かな・・・。

山刀伐峠の入り口に到着です。
立派な道標が建っています。
道標が整備されていると、なんかうれしいですよね。
来た~って感じになります。
こちらが、本当の芭蕉の道になります。
立派な指導票が建っています。
この指導票は、奥の細道のすべての分岐点に建っていました。
但し、山形県側だけでした。

望遠で撮ってみました。
なんか今回は余裕ですよね。
今回のコースは、実は往路が楽なんです。
道路は、とても良く整備されています。
今は、山刀伐峠の下にトンネルが開通しており、
この峠道を車が上ってくることは、あまりないそうです。

こんな細い道ですが、昔は大型バスが走っていたそうですよ。
路肩に落ち葉が積もっているので、よけいに道が細く見えます。
ここが山刀伐峠です。
休憩所も整備されていて、トイレもきれいでした。
それだけ、訪れる人が多いのでしょうね。
さて、ここで昼食にしましょう。
いつもの楽しみ、カップ麺とおにぎり。
このスタイルが、一番良いです。

こちらが、最上町からの入り口になります。
本当に良く整備されています。
峠を降りて少し行ったところに、こんな吊橋がありました。
行ってみたら、渡った所には畑しかありません。
完全に私用地用の吊橋…?凄いですね。

最上町から鳴子へ分岐で、とんでもないものを発見。
神社へ行くのに、線路横断が必要なのです。
でも・・・。
こんな標識が…当たり前なのですが…。
でも、神社への階段がしっかり作ってあります。
なぜ踏切がないのかな。

陸羽東線の境田駅です。
立派な看板。
標高まで表記してありました。
駅入り口には、分水嶺があります。
ここで、日本海と太平洋に分かれるのですね。
小さな小川なのですが、日本海側は最上川、太平洋側は北上川になります。
なんか、ロマンを感じませんか?

駅の看板もこんな感じ。
駅からもう少し行くと、県境です。
今回は、山形県から宮城県への旅になりました。

ここは、芭蕉も宿泊した「封人の家」旧有路家住宅です。
村の庄屋を勤めた家柄である有路家ですが、
仙台藩領と新庄藩領の国境を守る役人でもあったそうです。
余裕でお茶をご馳走になるT君です。

鳴子峡に到着です。
紅葉にはちょっと早かった…残念。
鳴子峡の紅葉は、10月末辺りがちょうど見頃ですね。
鳴子温泉駅に到着。
2014年に日帰りで来たので、3年ぶりです。
この駅には足湯があり、近くに共同浴場もたくさんあります。

ゆっくり湯に浸かり、宴の始まり~!
料理もちょっと豪華。
T君、良い顔してますね。
今日一日お疲れ様でした。
明日の行程はちょっときついですよ。ゆっくり寝て明日に備えましょう。