四万温泉 積善館~日本ロマンチック街道~八ツ場ダム

2020.11.15 〔走行距離 約58.9km〕

最高地点 暮坂峠 1,088.0m

累積標高 1,098.3m

ツアー二日目は四万温泉から日本ロマンチック街道を走り八ツ場ダムまで。
日本ロマンチック街道は、日本ロマンチック街道とは、日本において最もドイツ的景観を持つ街道として、
長野県上田市より群馬県草津町、沼田市を経て栃木県日光市を結ぶ全長約320kmの街道です。
なかなか良いキャッチフレーズですが、ドイツ的景観と言っても行ったことが無いので私にはわかりません。
とりあえず、景観が良いという言葉に誘われて。また、若山牧水が歩いた道としての興味が湧き今回のコースとなっています。
途中には今回のツアー最高地点の暮坂峠があり、峠は若山牧水が詠んだ「枯野の旅」の碑が建っています。
また、暮坂峠を上る道路からの景観は良く、遠くは谷川岳や武尊山も望めました。
暮坂峠にはおしゃれなカフェもあり、少し下った所にはマニアックな蕎麦屋があったりと大変楽しい旅となりました。
最後に訪れた八ツ場ダムは、まだ周囲が整備中でこれから発展しそうな場所でした。

マップと標高グラフは、カシミール3Dで作成しました。

朝食です。
昨日は、長野の銘酒「水芭蕉」を美味しくいただきました。
朝食も美味しく、今日一日の活力源です。

朝日を浴びた積善館です。
夜も良いですが、朝の朝日を浴びた障子がきれいです。
さて、出発しますよ。
四万温泉から沢渡分岐まではほぼ下り。
出発してしばらく下りのツアーは久しぶりです。

ここは沢渡温泉への分岐点。
温泉街には寄らず、バイパス道を進みます。
この辺はこの尖った山があちこちに見えます。
溶岩が流れ出て冷え固まったような岩の山が多いです。

暮坂峠10㎞の道標が見えてきました。
積善館から約15㎞、標高約536mの地点。
ここから10㎞で暮坂峠という事は、
10㎞であと標高約552m上ることになります。
ここから結構な斜度になりそうです。

こちらの山も先ほどの山と同じ岩の山
最近ブラタモリで感化されたのかとても気になる岩山です。
遠くから見た感じですが、柱状節理が見えるのでおそらく安山岩。
やはり現れた巻き巻きの道路。
GPSデータを址から検証した結果、100m一気上りでした。
とても眺望が良く、奇岩から遠くは武尊山まで良く見えます。
これでもう少し紅葉が残っていたら最高だったのに…。残念!

T君が上ってきました。
頑張れ!
峠まではも少し。

暮坂峠に到着です。
標高1,088m。
GPSもピッタリ1,088mを差していました。
T君頑張りました。
前回のツアーよりは楽なので余裕でしょう。
今回は大ブレーキが無かったです。

日本ロマンチック街道の案内板。
日光から沼田は以前走ったので、残りは約100㎞位ですかね。
走破してみたいです。
暮坂峠のおしゃれなカフェ。
一息つこうという事で、コーヒーを頂きました。
写真にあるバイクは女性が乗ってきました。
常連さんらしいです。
Insagram/cafe_kuresaka

さて、昼近くになってきたので、予定していた蕎麦屋に行きましょう。
この蕎麦屋は暮坂峠から約3㎞の場所。
下ってすぐです。
蕎麦が無くなり次第終了の店。
店に入るととても暖かい。
峠から下って来たので、身体が冷え冷え。
暖炉が体を温めてくれました。
注文したのは二八蕎麦と十割蕎麦の合盛りの大盛り。
耳がある方が十割蕎麦。
新そばなので少し緑色をしています。
のど越し・香り共に文句なし。
とても美味しかったです。
ただ、店主がうるさい程話好きなのが玉に瑕。

下る事約10㎞。
ここは旧太子駅。
旧太子駅は、日本鋼管㈱群馬鉄山の鉄鉱石を運ぶ専用線
「太子線」の始発駅として、戦時中の昭和20年に開業、
昭和27年には旧国鉄に編入されたそうです。

昭和29年には地元住民の要請を受けて
旅客営業を開始したものの、昭和41年に群馬鉄山が閉山、
昭和46年に太子線は廃線を迎えたそうです。
緩急車など懐かしい車両が見られました。
八ツ場ダム建設のために建替えられた長野原草津口駅です。
昔の駅の面影はありません。
旧駅舎より下り側に建っています。

線路も新しくなっており、立派な高架橋となっていました。
この先はほとんどダム湖の上の高架橋とトンネルの路線でした。
八ツ場ダムに到着です。
今回はどのダムの上も自転車で通る事が出来ました。
ダムが近づくといつも道路が分からなくなり、飛んでもなことになる事が多かったのですが、今回は無事でしたよ。
ダムの観光放水をおこなっており、お約束の虹が見られました。
黒部ダムの観光放水も虹がかかっていたことを思い出しました。

今回の終着駅である川原湯温泉駅に到着です。
この後は、高崎で土産購入と反省会をして帰路に就きました。
今回もT君にお付き合いいただき楽しい旅ができました。
来年は、コロナが収束していて、春からツアーに行けることを願います。